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確率論攻略法の落とし穴 [カジ話いろいろ]

最近、無料攻略法を進呈した方から、いろんなメールを頂くようになりました。

中でも多いのが、「ルーレットの攻略法を自分で考えてチャレンジしたのですが、どこかで必ずやられます」という内容です。

私もそうでしたが、現在の手法に至る過程でマーチン、ココモ、モンテカルロ、その他ネットに出回っているであろうルーレット攻略法というものを、ほとんど試してきました。

たぶん、メールをくれた方々も自分なりに考え、いろんな工夫を凝らしてきたのだと思いますが、それらの攻略法を考えていくうちに陥るワナというか、「なぜやられるのか?」ということを私の経験や視点から書いてみたいと思います。

今日の記事はたぶん長くなると思いますので、時間のある時にゆっくり読んでくださいね。


『確率論の落とし穴』

有名なベットシステムにマーチンゲールというのがありますね。

赤黒などの2倍配当であれば、外れれば倍賭けしていくという手法です。私はマーチンゲールは悪い手法だとは思っていません。常に破綻と隣り合わせですが、FXなどではナンピン・マーチンゲールを取り入れたEA(自動売買)などで、利益を大幅に増加させるものも数多くあります。(重要なのは、そのロジックですね)

ルーレットでは、その破綻を回避させるために何をするかというと ” 待つ ” という行為をすると思います。

例えば、赤が4回続くを待ってから5回目から黒にマーチンを仕掛ける、という感じです。

オンラインカジノの場合はマックスベットの関係でマーチンの回数が制限されますので、それと、これも経験があると思うですが、自分が体験した連続数が経験値となって、やがて待つ回数(空スピン)を多くし始めます。

負けたくないので、赤を4回待ってダメなら5回、6回、7回とだんだん待つ回数が増えてくるわけです。

この時点で陥るのがベットチャンス(機会損失)へのジレンマです。

例えば、過去に7回待って負けたことがあるので、「8回赤が続いたら」、と思うわけですが、実際のところ、その連続を待つ間に5回、6回で勝てることの方が多いので「賭けていればな~」と、思うわけです。

そして、いよいよ赤が8回続いたのでベットチャンス!と思って賭けてみると、今まで経験もしなかったような連続に遭遇して全溶け!という悲惨な結末に。⇒ 結果、「イカサマだ~!」と叫びたくなる。(※12/24記事~ジパングカジノ勝てない


果たしてイカサマでしょうか?


こうなるのは考えてみればごく当たり前のことです。

なぜか?

それはハマっている方へ、ハマっている方へと、自ら向かっているからです。

本人は、確率論を考えて同じ色が続けば、次は違う色が出る確率はどんどん高まっているだろう!と思っていますが、これ真逆です。

大ハマリを当てにいく自殺行為に出てる状態です。

1226-1.jpg

※イメージです


よくルーレットの攻略法を語る上で確率論が議論されますが、「確率論」と「大数の法則」、それと「独立事象」と呼ばれるものはまったくの別物です。

それはルーレットが、そもそもどんなゲームかを考えれば理解できます。


『ルーレットとはどんなゲーム?』

ルーレットとは、そもそもどんなゲームでしょうか?(くどいようですが大事なことなので2回書きました^^)

1226-2.jpg

上は「0」が一個のヨーロピアンルーレット盤ですが、0.1.2.3.4.5.6.~36.という具合に、37個の数字が個別に仕切りられた円盤上のものに、投げられた玉がどこに落ちる(入る)かという、ごく単純なゲームです。

その「0」を除く36個の数字に、赤と黒の色が塗り分けてあります。

そして配当を決めるのに、赤黒、奇数偶数、ダズン、コラムなどのベットポジションが指定されています。

必勝カジノオンライン.jpg
(画像は必勝カジノオンライン様のサイトよりお借りしました)
画像URL:http://www.casinoonline.jp/roulette.php


では、確率論で勝負する方のルーレット盤とは、どんなものになるのでしょうか?


赤黒で勝負する方はこんな感じだと思います。基本1/2ですから、どの数字に玉が落ちようが関係ないわけで、「0」を含めてもこんな感じでしょう。

1226-3.jpg

ではもう一個。これも有名な98.48%で勝てると言われているダズンベットを使った手法(ダズン3箇所のうち1箇所が連続したら残りの2箇所にベットする)ですが、この手法で勝負する方のルーレット盤はこうなっていると思います。(意味わかりますかね^^;)

1226-4.jpg

もし、ルーレット盤が上図のようなものであれば、確率論から導いた攻略法でも十分に通用するかもしれませんが、実際に勝負するルーレット盤はこれです。

arrow057_09.png

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” どの数字に落ちるか ” のゲームなんです。


スキャルピング・ルーレット(無料進呈)のPDFの中で、『もっと大きな流れ「モード」について』、という章で触れていますが、各数字の出現率には「ハマリ」「連続」などの波があり、そしてこの波が何百、何千、何万というゲーム数を消化していきながら、大数の法則に収束していくと思われます。


では、先程の赤黒を確率論で勝負したケースですが、「黒」の数字が全部「ハマリ」だったとしたら?

又、98.48パーセント法で、1箇所のダズン数字のすべてが「連続」の波の中だったとしたら、どうなると思いますか?


結果はわかりますよね。


『ルーレット盤と確率論から見えてくるもの』


1226-6.jpg
rrr1.jpg

ヨーロピンアンルーレットの場合、上の画像のように、各数字37個が波を持ちながら組み合わさっています。


もし、「0」という数字が連続の波に入っている状態で先程の赤黒マーチンや98.48%の手法を使っていたとしたらどうでしょうか?

rrr0.jpg

「0」が連続する、又は短い周期で頻繁に出現するケースは何度も見たことがあると思います。

これらのことを考慮していくと、確率論で期待値を上げる、ましてや「0」を除いて確率論を語るという事が、いかに危険であるか分かると思います。


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<スキャルピング・ルーレット開発秘話>

スキャルピング・ルーレットは確率論の真逆から考えた手法です。

ある日、同じ数字が3回連続して出たことがあったんですね。(プレイテックでは結構あります) 4回連続もありますし、短い周期でバンバン出ることが多い中で、これらの数字を全部拾えないかな?と思ったのがきっかけでした。

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では皆さんの勝利にGood luck!


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